平面作品の展示販売。
蝶や少女を好んでモチーフにしている。
蝶はあの世とこの世を行き交うことのできる生物だと言われている。夢と現実を蝶は軽やかに行き来する。
そして無意識で描いていた少女の胸の真ん中にも蝶々が結ばれていたことに気がつく。
私の描く少女たちは境界が不安に揺らいでいる。
現実の私たちとは違い、絵の中の少女は蝶のように自由に境目を超えていく。柔らかに隔たりを押してあなたの中へ入っていく。
フィクションの宇宙の中ではどんなことも起こり得る。
私は絵を描くことで、目覚めたままずっと夢を見ている。